着物買取でがっかりするのはなぜ?値段がつかない着物の特徴
この記事にはプロモーション(広告)を含みます
公開日
この記事の結論
着物の買取額は、買ったときの値段ではなく「次に着る人がいるか」で決まります。サイズや状態、素材が次の人に合わないと、数百円になることも珍しくありません。
あなたはどれ?
- これから査定を頼む証紙や帯がそろっているかで、見てもらえる点が変わります。証紙・たとう紙・帯や小物を着物と一緒に出しておく
- 数百円と言われて、納得できないその場で決める必要はなく、理由を聞いてから考えられます。金額の理由を聞き、ほかの業者にも見てもらう
- 値段がつかない・引き取れないと言われた売る以外にも、着物の行き先はいくつかあります。家族で使う・譲る・引き取りの条件を確かめる、から選ぶ
どれにも当てはまらず、まず値段の決まり方を知りたいなら、着物の買取相場の考え方から読んでください。
着物の買取額が、買ったときより大きく下がるのはなぜ?
着物は、一度仕立てると「古着」として扱われます。新品の反物で買った値段は、買取額の目安になりません。
新しく着物を買う人も減っています。矢野経済研究所の推計では、2023年の呉服の小売市場は2,240億円で、長く縮小が続いてきました。着る人が少ないぶん、中古の着物も売れる先が限られます。
業者は、買い取った着物をクリーニングし、次の買い手を探して売ります。その手間と、売れ残るかもしれない分を引いた金額が、買取額になります。
やってみること
- 「買ったときの値段」ではなく「今、着たい人がいるか」で考え直す
- 売った着物がどこへ行くのかは、着物買取のからくりで確かめる
値段がつきにくい着物には、どんな特徴がある?
査定で値段がつきにくいのは、次の人が着にくい着物です。高価だったかどうかとは、別の話になります。
| 特徴 | 値段がつきにくい理由 |
|---|---|
| 身丈や裄(ゆき)が短い | 今の体格では着られる人が限られる |
| シミ・カビ・におい・虫食い | 直す手間がかかり、直せないこともある |
| ウールやポリエステル | 普段着の扱いで、中古の需要が小さい |
| 証紙や作家の印がない | 産地や作り手を確かめる手がかりがない |
| 帯や小物とばらばら | 一式で着たい人に売りにくい |
反対に、産地の証紙がある正絹の着物や、状態のよい訪問着などは、見てもらう価値があります。手元の着物がどれに近いかを、出す前に一度見ておきましょう。
やってみること
- たとう紙の中や反物の端に、証紙が残っていないか探す
- 寸法が分かるなら、身丈と裄をメモしておく
- 明るい場所で広げて、シミやカビの場所を確かめる
- 1枚ずつ確かめる手順は、値がつく着物・つかない着物の見分け方で見る
これから査定を頼むなら、何を準備する?
査定の前にできるのは、見てもらう材料をそろえることです。値段を上げる工夫というより、正しく見てもらうための準備です。
査定の前に、お金をかけてクリーニングに出す必要はありません。費用のほうが買取額より高くなることがあるためです。そのままの状態で見てもらい、汚れについてはその場で聞きましょう。
やってみること
- 証紙・落款(作家の印)・たとう紙を、着物と一緒に出しておく
- 帯・帯締め・草履など、同じ箱から出てきた物はまとめておく
- 1社で決めず、2社以上に見てもらう日程を組む
- 家に来てもらうなら、出張買取は危険?で当日の注意を確かめる
数百円と言われたら、どうする?
金額に納得できないなら、その場で売らなくてかまいません。「1枚ずつの金額と、その理由を教えてください」と聞くのが先です。
理由を聞けば、どの着物に値段がついて、どれがつかなかったのかが分かります。まとめていくら、と言われたときほど、内訳を確かめる意味があります。
もし家で売ってしまっても、書面を受け取った日から8日以内なら取り消せます。くわしくは出張買取のクーリング・オフにまとめています。
やってみること
- 1枚ずつの金額と、値段がつかなかった理由を聞く
- 金額をメモして、ほかの業者の査定と並べる
- 売るかどうかは、家族と話してから決める
値段がつかない・引き取れないと言われたら?
値段がつかなかった着物の扱いは、業者によって違います。無料で引き取るところもあれば、引き取らないところもあります。
売れなかったからといって、捨てるしかないわけではありません。家族が着る、知り合いに譲る、小物に作り直すなど、行き先はほかにもあります。
やってみること
- 引き取ってもらうなら、費用がかかるかを先に聞く
- 着たい家族や親戚がいないか、一度声をかける
- 手放すと決めたら、住んでいる市区町村のごみの出し方を確かめる
よくある疑問
証紙がないと、売れない?
証紙がなくても、査定は受けられます。ただ、産地や作り手を示す手がかりが減るので、値段は慎重につけられやすくなります。
親の着物を、自分の判断で売っていい?
家族にほかの相続人がいるなら、売る前に話し合ってください。あとで「あの着物を残したかった」となるのを防げます。
古い着物ほど、値段がつく?
古ければ高い、ということはありません。年代よりも、状態とサイズ、着たい人がいるかどうかで決まります。
まとめ
- 着物の買取額は、買ったときの値段ではなく、次に着る人がいるかで決まる
- 査定の前は証紙と帯をそろえ、数百円なら理由を聞いて他社と比べる
- 値段がつかなくても、譲る・作り直すなど行き先はほかにもある