値がつく着物・つかない着物の見分け方は?家でできる5つの確認
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この記事の結論
手元の着物に値がつきそうかは、証紙・素材・種類・寸法・状態の5つを家で確かめると見当がつきます。1枚ずつ確かめて、3つの山に分けてから査定に出しましょう。
あなたはどれ?
- 証紙や作家の名前が見つかった産地や作り手を確かめる手がかりがある着物です。証紙を着物と一緒にして、「見てもらう山」に入れる
- 証紙も名前もない、無名の着物無名でも、絹で状態がよければ値がつくことがあります。素材・寸法・状態の3つを確かめる
- ウールやポリエステル、シミやカビが目立つ値がつきにくい着物です。買い取らない業者もあります。「聞いてみる山」に分け、査定のときに引き取れるかを聞く
どれにも当てはまらず、値段がつかなかった理由を知りたいなら、着物買取でがっかりするのはなぜ?を読んでください。
証紙や作家の名前は、どこを探せばいい?
証紙は、産地や作り手を示す小さな紙です。反物の端についていたものを切り取って、着物と一緒にしまってあることが多くあります。
国が指定した伝統的工芸品には、「伝統証紙」が貼られることがあります。産地の組合などの検査に合格した品に貼られる証紙です。作家物の着物には、作家の印(落款)が布に染めや刺しゅうで入っていることもあります。
やってみること
- たとう紙の中、箱の底、たんすの引き出しの奥を探す
- 着物の裾のあたりを広げて、作家の印がないか見る
- 見つかった証紙は、どの着物のものか分かるように一緒にしておく
素材は、どう確かめる?
値がつきやすいのは、絹で作られた着物です。ウールやポリエステルの着物は普段着として作られたものが多く、中古で買いたい人が少なくなります。
手ざわりだけで素材を見分けるのは、慣れていないと難しいものです。書かれたものを手がかりにしましょう。
やってみること
- 証紙や、たとう紙の書き込みに「正絹」「絹」とあるか見る
- 仕立てたときの控えや、呉服店の伝票が残っていないか探す
- 分からなければ「素材は分からない」とメモし、査定で聞く
着物の種類は、何で分かる?
種類は、柄の入り方で見当がつきます。訪問着・振袖・付け下げなどのよそ行きの着物や紬は、値がつきやすい種類です。
| 種類 | 見分ける手がかり |
|---|---|
| 振袖 | 袖が長く、床に近いところまである |
| 訪問着 | 縫い目をまたいで、柄が1枚の絵のようにつながる |
| 付け下げ | 柄が上を向いているが、縫い目でつながらない |
| 小紋 | 同じ柄が、全体にくり返し入っている |
| 紬 | 染めた糸で織っていて、布に節のような手ざわりがある |
やってみること
- 着物を広げて、柄の入り方を上の表と見比べる
- 分からない着物は「種類不明」として、写真を撮っておく
寸法は、どこを測る?
同じ種類で状態も同じなら、寸法が大きい着物のほうが着られる人が増えます。測るのは、身丈と裄(ゆき)の2か所です。
身丈は、肩のいちばん高いところから裾までの長さです。裄は、背中の真ん中の縫い目から袖口までの長さです。
やってみること
- 着物を平らに広げ、メジャーで身丈と裄を測る
- 測った長さを、着物ごとにメモしておく
状態は、どこを見る?
汚れが出やすいのは、衿・袖口・裾・脇です。明るい場所で広げて、シミ・黄ばみ・カビ・虫食いの穴がないかを見ます。白い点のようなカビや、しまっていたときのにおいも確かめます。
汚れを見つけても、査定の前に自分で洗ったり、お金をかけてクリーニングに出したりする必要はありません。そのまま見てもらい、汚れについてはその場で聞きましょう。
やってみること
- 昼間の明るい部屋で、衿・袖口・裾・脇を順に見る
- シミやカビの場所を、写真に撮っておく
- 仕立ててから着ていない印のしつけ糸は、取らずにそのままにする
確かめたら、どう分ける?
5つを確かめたら、着物を3つの山に分けます。分けておくと、査定のときに何を聞けばよいかがはっきりします。
| 山 | 入れる着物 | 査定でやること |
|---|---|---|
| 見てもらう山 | 証紙や作家の印がある、絹で状態がよい | 1枚ずつの金額と理由を聞く |
| 聞いてみる山 | 素材や種類が分からない、汚れが少しある | 値がつくか、引き取れるかを聞く |
| 別の道を考える山 | ウール・ポリエステル、汚れが目立つ | 譲る・作り直すなども考える |
金額が妥当かを確かめるには、同じ着物を2社以上に見せて比べます。決め方は着物の買取相場はどう決まる?にまとめています。
やってみること
- 3つの山ごとに、メモと写真をまとめる
- 家に来てもらうなら、出張買取は危険?で当日の注意を確かめる
よくある疑問
無名の着物は、売れない?
無名でも、値がつくことはあります。絹で作られ、寸法と状態がよければ、見てもらう価値があります。
帯や反物も、同じように見分けられる?
証紙・素材・状態は、帯や反物でも同じように見られます。着物と同じ箱から出てきたなら、一緒にまとめておきましょう。
見分けた結果を、業者に伝えたほうがいい?
伝えてかまいません。メモがあると、どの着物の金額がいくらなのかを確かめやすくなります。
まとめ
- 証紙・素材・種類・寸法・状態の5つを、1枚ずつ家で確かめる
- 確かめたら「見てもらう・聞いてみる・別の道を考える」の3つの山に分ける
- 査定では1枚ずつの金額と理由を聞き、2社以上で比べる